実は緑茶も烏龍茶も紅茶も、品種は違えどすべて茶の木(カメリア・シネンシス)という同じ茶樹から作られます。茶の木には、自ら害虫などの外敵から身を守るための防御手段として自然にカフェインの成分が含まれています。そのため、白茶、緑茶、烏龍茶、紅茶、そして発酵茶と言った全てのお茶にはカフェインが含まれるのです。
抽出前の乾燥した茶葉は、重量あたりではコーヒー豆とほぼ同じ量のカフェインを含んでいます。しかし、抽出された茶葉一杯分に含まれるカフェインの量はコーヒーよりも少なく、ドリップコーヒーの約1/3から1/2程度とされています。ティーカップ一杯分(約240ml)には、通常25~50mgのカフェインが含まれています。