ティー101

カフェインについて

Updated: 2024-08-12
全ての商品を見る

実は緑茶も烏龍茶も紅茶も、品種は違えどすべて茶の木(カメリア・シネンシス)という同じ茶樹から作られます。茶の木には、自ら害虫などの外敵から身を守るための防御手段として自然にカフェインの成分が含まれています。そのため、白茶、緑茶、烏龍茶、紅茶、そして発酵茶と言った全てのお茶にはカフェインが含まれるのです。

抽出前の乾燥した茶葉は、重量あたりではコーヒー豆とほぼ同じ量のカフェインを含んでいます。しかし、抽出された茶葉一杯分に含まれるカフェインの量はコーヒーよりも少なく、ドリップコーヒーの約1/3から1/2程度とされています。ティーカップ一杯分(約240ml)には、通常25~50mgのカフェインが含まれています。

それぞれの茶葉のカフェイン量には、品種はもちろん、葉の年齢、栽培地の標高、空気中・地面の水分量、日射量、そして気温など、様々な要素が影響しています。

その中でも茶葉のカフェイン量に大きな影響を与えるとされる主な要素は、茶葉の抽出方法です。実際の葉の年齢や育った環境の明確な情報を把握するのは難しい場合もありますが、どのようにしてお茶を抽出するかで、カフェインの量を変えることができるのです。スミス・ティーメーカーのグリーンティー(緑茶)やホワイトティー(白茶)は通常、85℃のお湯を使って3分間抽出するのに対し、ブラックティー(紅茶)は沸騰直前の水を使って5分間抽出します。熱湯、長い抽出時間、そして抽出により広がった茶葉と水の比率は、カフェインの量を増やす要因となります。したがって、グリーンティーと比べブラックティーからはより多くのカフェインが抽出され、カフェイン量が高くなります。最近の研究によると、茶葉から100%のカフェインを完全に抽出するには、沸騰した熱湯で15分間の抽出が必要だとされています。

もちろんカフェインを完全に避けたいという方でもお楽しみいただける選択肢は沢山あります。スミス・ティーメーカーでは、すべてのハーバル インフュージョン(ハーブティー)はノンカフェインでご用意しています。

現在、スミス・ティーメーカーではデカフェのティーは取り扱っていません。デカフェの製造過程ではカフェインの他にも様々な成分が取り除かれるためてしまうため、風味が薄れて、私たちの目指す完璧な一杯をご提供することが難しいためです。