こちらではスミス・ティーメーカーの製品をお楽しみいただく、ブラックティー（紅茶）の淹れ方を順を追ってご紹介します。抽出方法について学んでいただいた後に、シグネチャーコレクションに含まれるブラックティーをご覧になっていただき、お好みの一杯を発見してみてください。
ルースティーとフルリーフ・サシェの関係性について
こちらでは全てのティー愛飲家のために、ルースティーとサシェの両方での抽出方法をご紹介します。 スミス・ティーメーカーでは、ルースティー（茶葉）でもサシェ（ティーバッグ）でも、同じような味わい体験を楽しんでいただけるよう、ブレンドを調合しています。そのためサシェで使用する茶葉は、フルリーフのルースティー（茶葉）と同様のものを使用して、それぞれを丁寧に作ります。サシェでもフルリーフの茶葉を採用することで、ティーの味わいがより明るくはっきりと、そしてクリーンな味わいが生み出され、細かいリーフの茶葉よりも、旨味による味わいの立体感をご体験ください。 「紅茶は茶葉で入れた方がおいしい」とお考えな方にも、きっと納得していただける味わいになるかと思います。
ブラックティーをサシェで抽出する場合
- ティーの味わいを十分にお楽しみいただくには、浄水器や蛇口から汲んだ新鮮な水を沸騰させてください。＜/li>
- 沸騰した熱湯でカップを温め、温めたお湯は廃棄してください。＜/li>
- ティーポットあるいはティーカップにサシェを入れ、240mlから320mlの熱湯をサシェの上に注いでください。（湯量はお好みで調整ください）＜/li>
- 5分間蒸らして、抽出してください。＜/li>
- 抽出後、サシェを取り出してお召し上がりください。
ブラックティーをルースティーで抽出する場合
- ティーの味わいを十分にお楽しみいただくには、浄水器や蛇口から汲んだ新鮮な水を沸騰させてください。
- 沸騰した熱湯で使用するティーポットを温めてください。その後、ティーポットを温めた熱湯を利用して、ティーカップを温めてください。すべての容器を温めた後に、熱湯を廃棄してください。
- ルースティーをティースプーンを使用して計ってください。スミス・ティーメーカーでは熱湯240mlから320mlに対してティースプーン山盛り1杯（小さじ山盛り1杯）を推奨しています。大きめのティーポット（4杯数以上）を抽出する場合、味わいを維持するためにティースプーン山盛り1杯（小さじ山盛り1杯）を追加してください。
- 計った茶葉をティーポットに入れ、熱湯を240mlから320mlを注いでください。（湯量はお好みで調整ください）
- 5分間蒸らして、抽出してください。
- 抽出後ティーストレーナー（茶漉し）を使用して、ティーカップにティーを注いでください。ティーストレーナーは抽出時の茶葉がカップに入らないようにするために、必要なアイテムです。
- ティーポットには熱湯と茶葉を入れたままにしないよう、ご注意ください。（下記のポイントをご参照ください）
ポイント：ティーポットにルースティーを入れたままにすることについて
ティーポットで抽出したすべてのティーを供せずゆっくり飲まれたい場合は、ティーストレーナーを使用してカップに入れるのではなく、ティーポットの中に茶漉しが付属しているタイプのものを使用することを推奨します。このようなポットを利用される場合は付属の茶漉しにルースティーを入れて抽出を実施し、抽出後に茶漉しを取り出すようにしてください。
抽出時の熱湯温度について
スミス・ティーメーカーではブラックティー（紅茶）を抽出する際、メリハリのあるはっきりとした重厚な味わいを引き出せるように、沸騰したての熱湯で淹れます。それに対してグリーンティー（緑茶）や烏龍茶は低めの温度を推奨します。 ブラックティーを抽出する際に熱湯が下がらないよう、温度を保つことができる磁器製や陶器製のティーポットを使用することを推奨しています。それに対してグリーンティー（緑茶）や烏龍茶を抽出する際には、温度が引くお湯を使用するため、ガラスのティーポットをご利用ください。 最後に事前に抽出容器（ティーポットやティーカップ）を事前に熱湯で温めておくことで、お湯を維持するのにも重要なポイントとなります。
味わいの濃度を調整するには
ティーの味わいを調整するするのは簡単に行えます。よりパワフルな味わいを求められる場合は、茶葉の量を増やす（水に対する茶葉の比率を大きく）ことで味わいを強くしてください。またスミス・ティーメーカーで抽出時間を5分以上にすることを推奨しませんが、一般的にはルースティーを熱湯に浸 して抽出時間を長くすることによって、カフェイン量を増やすこともできます。また一般的なブレックファストティーのように紅茶独特の渋みが強調される味わいがお好みであれば、例えば No.18 British Brunch で使用するルースティーの量を増やして抽出してください。
また創業者のスティーブン・スミスはアトリエに来られるお客様に「私たちは、上下に揺らす必要のないのサシェを作っている」と説明していました。これはサシェを動かさなくても、香りと旨味にあふれるティーを簡単に作れるように、通常よりも大きいサイズのティーバッグを採用しています。ただし重厚感のある一杯を希望される場合は、カップからサシェを取り出す際に、優しく前後に動かしてみてください。また、サシェを取り出す際に絞ることは避けてください。苦味や雑味のもととなる成分が出てしまいます。
ブラックティーにミルクを入れる場合
スミス・ティーメーカーで提供しているフルボディな味わいのブラックティーは、ブレンドだとNo.55 ロード ベルガモットやNo.33 マサラ チャイを含みます。 重厚でフルボディの紅茶として一般的な代表としてあげられるのはイングリッシュ・ブレックファストというタイプのブレンドは、ミルクや砂糖と相性が良いです。これはもともとイギリスで親しまれている、特に渋みのあるブレックファストティーをより飲みやすくするために、ミルクと少量の砂糖を加える風習から始まった飲み方です。 スミス・ティーメーカーのティーを初めて味わっていただく場合は、まず始めにブレンドの素材本来の味わってください。その後ミルクや砂糖などを加えながらフレーバーを調整した上で、ご自分にとって一番おいしいと感じるあり方をお楽しみください。 （スミス・ティーメーカーで提供しているブレックファストティーNo.18 ブリティッシュ ブランチは、ブラックティーのシングルオリジンコレクションをブレンドして構成されているティーです。）